番組終了後にディレクターさんと記念撮影
番組終了後にディレクターさんと記念撮影
9月5日、NHK首都圏放送センターの「ひるまえほっと」という番組に生出演しました。タイトルは『女性必見!すぐに役立つ護身術』。
最初に連絡を頂いた時にディレクターさんは自身の経験から、「一般的に言われていることと実際の女性の護身は違うのではないかと思っていた」と仰いました。その言葉を聞いたとき、良い内容を作って下さるのではないかなと思ったのですが、本当にとても丁寧に作って下さって感謝しています。
ディレクターさんも仰る通り、女性への暴力についての情報はとても偏っていて、そのうえ誤りだらけ。
例えば性暴力が起こると、被害者が何をしたか、或いはしなかったかが注目されます。なぜかと言えばその被害者の何かが相手の性的な欲求を誘発したから性暴力が起こると、多くの人が信じているからです。
加害者自身もそう言い訳します。(とても信じられることではありませんが。)
一方で加害者が、実は計画的に巧妙に犯行を行っていたということや、被害者を自分の思い通りにして構わないという傲慢さから犯行に及んだという情報を事件の報道で聞いたことはあまりありません。
偏った情報から成り立つ対処法は現実とズレます。さらに偏った情報は偏見と誤解を生み、加害者の後押しをしてしまいます。問題は加害者にだけではなく、社会の価値観にもあります。
番組を見た人のうち一人でも、事実に気づいて危険を回避したり、気持ちが少し軽くなったり元気が出ることを願っています。