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活動レポート

女性の支援施設でワークショップ

8月29日、女性の支援施設で派遣ワークショップを実施しました。

タイトルは「NOというコミュニケーション」。
​嫌なことに「NO」を言うのは護身の基本ですが、フェアな人間関係のバロメーターでもあります。
暴力の構造は、パワー(力・権力等)&コントロール(支配する)なので、NOを聞いてくれない相手には気を付けたほうが良いです。​相手を思い通りにしようと思うから、NOを受け入れないのかもしれません。
​またNOが言えない関係性にも注意が必要です。もしかしたら相手のコントロール下にあるかもしれないからです。
​でもこういった事は決して珍しいことではありません。​人が2人以上いて何らかのパワーバランスが生じるのは、普通の人間関係でありがちですよね。
​何にでもNOを言うべき、という事ではなくて、嫌な感じや違和感がしたり、おかしいなと思った時は防衛本能が働いてくれている時なので、嫌ならきちんとNOの意思表示をすることが大事だということです。
心の声を受け止めることは、自分を守ることにつながります。

​今回利用者さんのほかに、実習生の方が参加して下さいました。有難うございました!
以下、頂いた感想です。



感 想
■今回施設のプログラムの一環として、ノーというコミュニケーションの仕方について利用者さんと一緒に実習生として学ばせて頂きました。私は元来、人からの頼み事などを断る事が苦手な性格のため、今回のようなプログラムはとても勉強になり参考になりました。
人の頼み事を断る事は案外悪い気にならないという事と、ハッキリとNOと言う事は悪い事ではなく、自分で良くないと思ったら積極的に言うべき事なのだ、という事が分かりました。人とうまが合わないようであれば無理して関わる必要もない、という事も分かり、相手の心を気遣うのもそうだが、まずは自分の心を大事にしないといけないという事に気づかされたプログラムでした。またの機会があれば是非もう一度受けたいと思います。
■今回、NOというコミュニケーション講座に参加して、断わる時には色々と考えずにきっぱりと言った方がいいのだと知った。今まで断わるのが難しいと感じた事がなかったので、自分は上手く断われているのではないかと思った。(周囲に悪い人がいなかったのかも)しかしロールプレイをやってみて、しつこく言われると断われない自分がいると分かった。しつこく言われたらきっぱり断わるように意識したいと思う。
相手のことを考えるよりも先に、自分のことを考えて守るという事の大切さを学ぶことができた。
何も考えずに出来る人なら良いけど、考えすぎてしまう方であれば、一度自分の考えを見直すという意味で講座をうけると変われるのではないかと感じた。
■ロールプレイでは断る役を演じるという意識がある分楽だった。普段はちょっと・・。
次の誘い文句が次々と飛び出すので、断るためのペースがみだされていると感じた。最初からイヤ、という雰囲気を感じていれば臨戦態勢をとれるけど、親しくしていれば知らぬ内に深みにハマッていそう。
身を守るテクニック(護身術)では、女性の立場だと力で負けてしまうというイメージが強かったので、今回のテクニックは目からウロコだった。

 

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