9月14日、さいたま市男女共同参画センターパートナーシップさいたま主催の「女性カレッジ2016」で、女性のための護身法ワークショップ『私を守れる、私でありたい。』を実施しました。
9月14日、さいたま市男女共同参画センターパートナーシップさいたま主催の「女性カレッジ2016」で、女性のための護身法ワークショップ『私を守れる、私でありたい。』を実施しました。
担当の方から連絡を頂いた時、「女性だからこう、女性なのに、など世間から枠をはめられたり、自分自身でも世間の価値観で生きることでモヤモヤしたり、割り切れない思いをしている女性の現実がある。少しでも自分らしく生きられるきっかけになれば。」というお話がありました。
同感です。いわゆる「らしさ」って誰のため、何のためなんだろうと思いませんか。
自然なもののようでいて多くの「らしさ」の裏には意図があり、それをコントロールしているメディアがあります。
どんな意図があるのかは、それによって誰が得をしているのかを考えてみれば分かると思います。
得をしている人にとっては、考えずに当たり前のこととしておきたいでしょうが、それによって苦しんでいる人は敏感にならざるをえません。
足を踏んでいる方は何ともないですが、踏まれている方は痛い思いをしています。
最近「モラルハラスメント」という言葉を聞くようになりましたが、踏まれた相手が「痛い」と言ったとき、その声を聞くか聞かないかが、モラルハラスメントの分かれ道です。
足を踏むことは人権侵害ではありませんが、相手が痛いと言っているのに耳を貸さず大したことがないと決めつけるのは人権侵害です。
きちんとコミュニケーションをとっていれば、失敗することはあってもモラルハラスメントをする事はないはずです。
講習を通して、決めつけられ息苦しい思いをしている女性が、自分を守る意味と方法を学ぶという新しい空気を吸うことで、少し楽になったり元気が出たりする姿を見るのは本当に嬉しいです。