9月2日、女性の支援施設で派遣講習「女性のための護身法ワークショップ」を行いました。
9月2日、女性の支援施設で派遣講習「女性のための護身法ワークショップ」を行いました。
女性は「力」に対して漫然とした不安を抱えています。実際に力による嫌な経験があれば、なおさら不安感は強くなるでしょう。
と言っても、腕力のような力だけを想像しないでくださいね。暴力の構造はパワー(力)&コントロール(支配)といわれており、相手をコントロールするため、加害側は様々な形の力を使います。腕力を一切使わない、一見愛情にも見えるソフトで優しい暴力もあるのですから。だから、まず暴力を見分けることが難しかったりします。
でも私たちには、危険を感じる能力が元々そなわっています。もし相手の言葉や態度に何か引っかかるものを感じたら、それがサインかも。勘こそ、"一番アテになる危機センサー"です。
腕力に対する不安感が問題なのは、無力感につながりやすい事です。
自分で自分を守る護身を学ぶことは、それがイコールになることを防ぐためにも有効なのです。
そもそも腕力が無いだけで無力な存在であるわけがありません。そんな生き物はありえません。
今回参加して下さった方々、ありがとうございました。
講習が進むにつれ表情が変わっていく様子を見せてくれた方、アンケートで楽しかったと言ってくれた方。
自分の持っている力に気付いて、少しでも元気になってくれたなら、とても嬉しいです。
それから前回参加して下さった方が、講習後に以前は言えなかった「NO」が言えるようになった、という話を聞きました。本当に本当に嬉しいです!
それでは、一緒に参加して下さった職員さんの感想をご紹介します。
職員さんの声
「体感、体験することで、自分にも出来ると感じることができ、学ぶことができました。自分にはこんなパワーがあるのだとわかり、自信もつきました。利用者の方の目が途中から変わったのが、とても印象的でした。ありがとうございました。」